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日本写真論 近代と格闘した三巨人
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著者
日高優
出版社
講談社
レーベル
講談社選書メチエ
シリーズ
日本写真論 近代と格闘した三巨人
ジャンル
人文/社会科学
趣味/実用一般
配信開始日
2024年6月12日
作品形式
一般書籍
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作品内容
江戸幕末期に日本に渡来した写真術は、日本が近代化を急激に推し進めた明治時代に社会に導入され、普及し始めた。遡れば、フランスでルイ・ジャック・マンデ・ダゲール(1787-1851年)が「ダゲレオタイプ」と呼ばれる最初期の写真を開発したのは1839年。この新しい技術は日本の人々にも衝撃を与え、やがて西洋で流行していた「絵画主義(ピクトリアリズム)」という表現と技術の習得が求められていく。
だが、そうした時代の中で、写真という技法の恐るべき単純さに気づき、ただひたすらにその単純さを極めようとする者たちが現れた。その系譜に位置づけられるのが、本書が取り上げる三人の巨人――木村伊兵衛(1901-74年)、土門拳(1909-90年)、濱谷浩(1915-99年)にほかならない。
写真の単純さとは何か。それは「物が在って、それが写真に写る」という事実である。写真は、物が放つ光の痕跡であり、物が放つ光、渦巻く光の運動である物が写真におしとどめられる。この事実にこそ忠実であろうとした三人が、いかにして写真と出会い、その本質に気づき、それぞれの手法で、それぞれの対象を通して、どこに向かって歩んでいったのか。その軌跡を、本書はただ愚直に、ただ単純に追求していく。
著者は言う。「彼らは機械文明が戦争という頂点をなす戦前の激動期にそれぞれ写真に決定的な仕方で出会っている。彼らは、欧米化=近代化の問いを日本という土壌で強いられつつ、写真を自らが拠って立つ基盤として選び取って、写真に生きた写真家たちであった」。本書は、日本という場所でこそ花開いた写真の可能性を明らかにし、世界と写真という「神秘」は誰もが経験できることを示す、まさに写真原論と呼ぶにふさわしい渾身の1冊である。
[本書の内容]
序 章 写真なるものの出来──近代文明のただなかで
第一章 物への信仰に至る写真──木村伊兵衛という源泉
第二章 凝集する時間、満々たる写真のさざめき──土門拳という極北
第三章 潜在するふるさとに向かって──濱谷浩の継承と返礼
終 章 生まれ出づる写真家たちへ──知覚のレッスンに向かって
レーベル作品一覧
書籍
戦下の読書 統制と抵抗のはざまで
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中世武士団 偽りの血脈 名字と系図に秘められた企て
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蜘蛛 なぜ神で賢者で女なのか
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哲学するベートーヴェン カント宇宙論から《第九》へ
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カント『純粋理性批判』入門
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地中海世界の歴史6 「われらが海」の覇権 地中海世界帝国の成立
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本村凌二
書籍
黒いイギリス人の歴史 忘れられた2000年
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平田雅博
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古代マケドニア全史 フィリッポスとアレクサンドロスの王国
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澤田典子
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誤解を招いたとしたら申し訳ない 政治の言葉/言葉の政治
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藤川直也
書籍
異教のローマ ミトラス教とその時代
講談社
井上文則
書籍
遊牧王朝興亡史 モンゴル高原の5000年
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ヨーロッパの地理哲学
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地中海世界の歴史5 勝利を愛する人々 共和政ローマ
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黒人理性批判
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ルーヴル美術館 ブランディングの百年
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楽しい政治 「つくられた歴史」と「つくる現場」から現代を知る
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地中海世界の歴史4 辺境の王朝と英雄 ヘレニズム文明
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徳川海上権力論
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身体と魂の思想史 「大きな理性」の行方
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理性の呼び声 ウィトゲンシュタイン、懐疑論、道徳、悲劇
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嘘の真理(ほんと)
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ジャン=リュック・ナンシー
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地中海世界の歴史2 沈黙する神々の帝国 アッシリアとペルシア
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地中海世界の歴史1 神々のささやく世界 オリエントの文明
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構造の奥 レヴィ=ストロース論
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