カート

ハル遠カラジ

ハル遠カラジ

通常価格
726
著者
遍柳一白味噌
出版社
小学館
レーベル
ガガガ文庫
シリーズ
ハル遠カラジ
ジャンル
SFファンタジーライトノベル
配信開始日
2025年11月10日
作品形式
ノベル
ページ数
392

この作品はブラウザ視聴(ノベルビューア)、およびアプリ視聴に対応しています

[ ノベルビューアについて ]

作品内容

たとえそれが、人でなかったとしても。

これでも私は、身のほどはわきまえているつもりである。
武器修理ロボットとして、この世に産まれた命。
本来であればその機能を駆使して人間に貢献することが、機械知性の本懐とも言えるだろう。

しかし、どうもおかしい。
人類のほとんどが消え去った地上。主人であるハルとの、二人きりの旅路。
自由奔放な彼女から指示されるのは武器修理のみに留まらず、料理に洗濯と雑務ばかり。
「やるじゃねえか、テスタ。今日からメイドロボに転職だな」
全く、笑えない冗談である。
しかしそれでも、ハルは大切な主人であることに違いはない。
残された時を彼女のために捧げることが、私の本望なのである。
AIMD――論理的自己矛盾から生じる、人工知能の機能障害
私の体を蝕む、病の名である。
それは時間と共に知性を侵食し、いつか再起動すらも叶わぬ完全停止状態に陥るという、人工知能特有の、死に至る病。
命は決して、永遠ではないから。

だから、ハル。
せめて、最後のその時まで、あなたとともに――。
第11回小学館ライトノベル大賞ガガガ大賞を受賞した『平浦ファミリズム』の遍柳一がおくる、少しだけ未来の地球の、機械と、人と、命の物語。

※「ガ報」付き!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

ユーザーレビュー

シリーズ作品

1巻~4巻
ハル遠カラジ

書籍

ハル遠カラジ

726

たとえそれが、人でなかったとしても。
試し読み
ハル遠カラジ 2

書籍

ハル遠カラジ 2

693

新たな事実――人類消失を予見していた者。
試し読み
ハル遠カラジ 3

書籍

ハル遠カラジ 3

726

わがままばかり言って、ごめんな。テスタ。
試し読み
ハル遠カラジ 4

書籍

ハル遠カラジ 4

825

人とロボットの親子の旅路、ついに終着へ。
試し読み

レーベル作品一覧

著者作品一覧