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民衆宗教―帝国日本の信仰とナショナリズム

民衆宗教―帝国日本の信仰とナショナリズム

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著者
永岡崇
出版社
中央公論新社
レーベル
中公新書
シリーズ
民衆宗教―帝国日本の信仰とナショナリズム
ジャンル
哲学/思想/精神世界
配信開始日
2026年9月18日
作品形式
一般書籍
ページ数
264

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作品内容

天理教、大本、如来教、黒住教、金光教、丸山教……。

近代日本では、個性的な教祖による民衆宗教が数多く生まれた。
それらは、膨張する大日本帝国といかなる関係があり、社会にどのような影響を与えたのか――。

19世紀初めから敗戦前後に至る150年のなかで、民衆宗教の信仰、イデオロギー、国内外での布教活動、国家による弾圧、戦争協力などを追う。
その複雑な軌跡からは、もう一つの帝国日本の姿が見えてくる。



まえがき

第1章 民間信仰からの離陸――一八〇〇~六〇年代(1)
1 狐憑きか、神様か――中山みきと神がかり
2 教祖の来歴――天理教・如来教・黒住教・金光教

第2章 教祖たちの思想――一八〇〇~六〇年代(2)
1 心なおしの信仰
2 旧く、新しい神々
3 新しい共同性
4 この世へのまなざし

第3章 近代国家との出会いと葛藤――一八六〇~八〇年代
1 転換期の宗教者たち
2 明治国家による抑圧
3 世俗の秩序を超えて
4 丸山教と「み組」事件

第4章 発展と代償――一八八〇~一九〇〇年代
1 バッシングの嵐
2 飯降伊蔵と憑依の時空間
3 教団の近代化と「おさしづ」
4 大本の登場
5 「筆先」と世紀末の日本

第5章 霊魂をめぐる抗争――一九〇〇~二〇年代(1)
1 大正維新論
2 鎮魂帰神法の思想と実際
3 憑きもの信仰と近代霊学システム
4 再浮上する神の声――天理研究会

第6章 神話とナショナリズム――一九〇〇~二〇年代(2)
1 「泥海古記」と『霊界物語』の形成
2 共生する神話たち
3 記紀神話への対抗
4 和解と変革の神話としての『霊界物語』

第7章 帝国主義との交錯――一九〇〇~二〇年代(3)
1 天理教の海外布教
2 大本の人類愛善運動
3 植民地朝鮮と民衆宗教
4 国民国家を超える

第8章 総力戦下の弾圧と動員――一九三〇~四〇年代
1 満洲事変と「非常時」
2 大本の民衆宗教ウルトラ・ナショナリズム
3 宗教弾圧の時代
4 一九三〇年代の天理教と「ひのきしん」
5 戦争協力へ

終章 戦後日本と民衆宗教――一九四〇~六〇年代
1 信教の自由がもたらしたもの
2 民衆宗教言説の誕生と戦後大本
3 周縁化された者たちの近代史

あとがき
引用・参照文献
略年表

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