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逃げるが勝ち 脱走犯たちの告白(小学館新書)

逃げるが勝ち 脱走犯たちの告白(小学館新書)

通常価格
946
著者
高橋ユキ
出版社
小学館
レーベル
小学館新書
シリーズ
逃げるが勝ち 脱走犯たちの告白(小学館新書)
ジャンル
ノンフィクション/体験談社会/政治
配信開始日
2025年11月10日
作品形式
一般書籍
ページ数
216

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[ ノベルビューアについて ]

作品内容

「どうりで捕まらないわけだ」(道尾秀介)

 自転車全国一周に扮した富田林署逃走犯、尾道水道を泳いで渡った松山刑務所逃走犯、『ゴールデンカムイ』のモデルとなった昭和の脱獄王……彼らはなぜ逃げたのか。なぜ逃げられたのか。
 異色のベストセラー『つけびの村』著者は、彼らの手記や現場取材をもとに、意外な事実に辿り着く。たとえば、松山刑務所からの逃走犯について、地域の人たちは今でもこう話すのだ。
〈不思議なことに、話を聞かせてもらった住民は皆、野宮信一(仮名)のことを「野宮くん」「信一くん」と呼び、親しみを隠さないのである。
「野宮くんのこと聞きに来たの? 野宮くん、って島の人は皆こう言うね。あの人は悪い人じゃないよ。元気にしとるんかしら」
「信一くん、そんなん隠れとってもしゃあないから、出てきたらご飯でも食べさせてあげるのに、って皆で話してました。もう実は誰か、おばあちゃんとかがご飯食べさせてるんじゃないん、って」〉(本文より)

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