ゆらゆらほのか

仕事以外のプライペートはないので。パソコン一つで仕事をこなしながら東京で一人で生きている青空（そら）は、両親が事故で亡くなったことをきっかけにやってきた広島の田舎町で、広海（ひろむ）と出会う。もとは政治を志していたこともあるという、寺の住職の跡取り息子。大らかな彼の言葉のひとつひとつに、封じていた悲しみがほどけ、誰にも心を閉ざしていた青空は広海に惹かれていく。広島の美しい空と海の町で、二人の恋が始まる……！！　表題作ほか、二人の遠距離恋愛篇「ゆらゆらふれる」、描き下ろし「そして、ゆらゆら」を収録！！