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今を生きる思想 宇沢弘文 新たなる資本主義の道を求めて
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著者
佐々木実
宇沢弘文
出版社
講談社
レーベル
講談社現代新書100
シリーズ
今を生きる思想 宇沢弘文 新たなる資本主義の道を求めて
ジャンル
哲学/思想/精神世界
ビジネス/経済
配信開始日
2024年5月17日
作品形式
一般書籍
この作品はブラウザ視聴(ノベルビューア)に対応しています
[
ノベルビューアについて
]
作品内容
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約100ページで教養をイッキ読み!
現代新書の新シリーズ「現代新書100(ハンドレッド)」刊行開始!!
1:それは、どんな思想なのか(概論)
2:なぜ、その思想が生まれたのか(時代背景)
3:なぜ、その思想が今こそ読まれるべきなのか(現在への応用)
テーマを上記の3点に絞り、本文100ページ+αでコンパクトにまとめた、
「一気に読める教養新書」です!
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経済学者・宇沢弘文は、半世紀も先取りして、行き過ぎた市場原理主義を是正するための、新たな経済学づくりに挑んだ。すべての人々の人間的尊厳が守られ、魂の自立が保たれ、市民的権利が最大限に享受できる。そのような社会を支える経済体制を実現するため、「社会的共通資本の経済学」を構築した。
この小著では、経済学の専門的な話はできるだけ避け、宇沢が「社会的共通資本」という概念をつくりだした経緯や思想的な背景に焦点をあててみたい。宇沢が環境問題の研究を始めたのは半世紀も前であり、地球温暖化の問題に取り組んだのは30年あまり前からだった。先見の明というより、問題を見定める際の明確な基準、つまり、思想があったからこそ、これほど早く問題の所在に気づくことができたのである。
ロシアがウクライナに侵略して戦争が始まったとき、欧州のある金融機関が、武器を製造する企業への投資をESG投資に分類し直すという動きがあった。ふつう、ESG投資家は人道主義の観点から、軍需産業への投資には抑制的だ。しかし、アメリカなどがウクライナに武器を供与する現実を目の当たりにして、「防衛産業への投資は民主主義や人権を守るうえで重要である」と態度を豹変させたのである。
ESGやSDGsに先駆けて「持続可能な社会」の条件を探求した宇沢なら、このようなESG投資を認めることは絶対にあり得ない。思想が許さないからだ。「ステークホルダー資本主義」「ESG投資」「SDGs」を叫んでみたところで、一本筋の通った思想がなければ、結局は換骨奪胎され、より歪な形で市場原理主義に回収されてしまうのがオチだ。
資本主義見直しの潮流が始まった直後、世界はコロナ・パンデミックに襲われ、ウクライナの戦争に直面した。危機に危機が折り重なって、社会は混沌の度を深めている。
宇沢の思想に共鳴するかしないかが問題なのではない。生涯にわたって資本主義を問いつづけた経済学者の思考の軌跡は、かならずや混沌から抜け出すヒントを与えるはずである。(はじめに より)
レーベル作品一覧
書籍
今を生きる思想 ジョン・ロールズ 誰もが「生きづらくない社会」へ
講談社
玉手慎太郎
書籍
今を生きる思想 ジャン=ジャック・ルソー 「いま、ここ」を問いなおす
講談社
桑瀬章二郎
ジャン=ジャック・ルソー
書籍
今を生きる思想 宮本常一 歴史は庶民がつくる
講談社
畑中章宏
書籍
今を生きる思想 西田幾多郎 分断された世界を乗り越える
講談社
櫻井歓
書籍
今を生きる思想 福沢諭吉 最後の蘭学者
講談社
大久保健晴
書籍
今を生きる思想 ミシェル・フーコー 権力の言いなりにならない生き方
講談社
箱田徹
書籍
今を生きる思想 エーリッヒ・フロム 孤独を恐れず自由に生きる
講談社
岸見一郎
エーリッヒ・フロム
書籍
今を生きる思想 ハンナ・アレント 全体主義という悪夢
講談社
牧野雅彦
ハンナ・アレント
書籍
今を生きる思想 ショーペンハウアー 欲望にまみれた世界を生き抜く
講談社
梅田孝太
アルトゥール・ショーペンハウアー
著者作品一覧
書籍
竹中平蔵 市場と権力 「改革」に憑かれた経済学者の肖像
講談社
佐々木実
書籍
資本主義と闘った男 宇沢弘文と経済学の世界
講談社
佐々木実
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