それいゆ文庫　後宮まじない珈琲店３　～相思う日は、莉莎と一緒にスイーツを～

皇后が皇帝・思遠の姪を養女として迎え入れ、幼い皇女は後宮に新風をもたらすが……私もいつか、あんなお母さんになれるかな？

「方術クラッシャー」の莉莎によって、星帝国の皇帝・思遠の猫アタマが元に戻ったため、いよいよ後継者問題が本格化。后妃たちの実家からの圧も強くなってきた。後宮の力関係を考えた思遠は、莉莎の桜桃宮へのお渡りを控えるようになる。一方、高位の妃となった莉莎は、帝都に珈琲店ができる日を夢見て、珈琲に合うスイーツの研究に勤しんでいた。けれど思遠と会えず、さすがに少し寂しい日々……。そんな折、思遠の姉が逝去し、子のできない皇后・悠然が遺児の芽衣を養女として引き取る。ところが芽衣は、方術で言葉が出なくなっていた。それを見抜いた莉莎は方術を解いてやったけれど、芽衣には更なる異変が降りかかる。これは一体どういうこと？　誰かが幼い芽衣を呪詛している……？
方術を粉砕するかたわら珈琲で皇帝や后妃らをもてなす莉莎は、後宮の人々を守れるのか？　次世代の希望たちの誕生はどうなる？　シリーズ完結編！