すべて
少年・青年マンガ
少女・女性マンガ
ラノベ・小説
タテヨミ
ボイス・音声
カート
アカウント
追加条件
セール作品
無料作品
カテゴリ
少年マンガ
青年マンガ
少女マンガ
女性マンガ
ライトノベル
小説
タテヨミ
ボイス・音声
作品形式
単行本
雑誌
分冊版/単話
シェア
だんまり、つぶやき、語らい じぶんをひらくことば
試し読み
通常価格
1,045
円
ポイント
28
pt
(3%還元)
カートに追加
お気に入り
著者
鷲田清一
出版社
講談社
シリーズ
だんまり、つぶやき、語らい じぶんをひらくことば
ジャンル
教養一般
哲学/思想/精神世界
一般
配信開始日
2024年5月17日
作品形式
一般書籍
この作品はブラウザ視聴(ノベルビューア)に対応しています
[
ノベルビューアについて
]
作品内容
ことばを、
・だんまり
・つぶやき
・語らい
の三つの層で考えてみるというお話に入ろうと思います。
最初にひとつだけ質問させてください。
みんな、ことばって好きですか? 好きなひと、ちょっと手を挙げてくれます?
はい。ありがとう。
嫌いなひとは?
あら……。そうか、どちらでもないひとが圧倒的に多いみたいですね。
ことばが嫌いなひとがものすごく少ない。これ、ちょっと驚きです。
ぼくはですね……じつはことばが苦手、というか、嫌いな人間なんです(笑)。
それで、いまの若い世代の人って、ぼく以上に嫌いなのかなって思っていたんで、虚を衝かれました。
でも、みなさん。だれかとしゃべる、ひとと話すことって、読むとか書くよりしんどくないですか?
しゃべりたくないときでも、黙っていると場から浮いてしまうんじゃないか。
メールが来たらすぐ返さないと、なんか悪くとられてしまうんじゃないか。もうつきあってもらえなくなるんじゃないか
とか、いろいろありそうですね。
しゃべりたくないときには黙っている、しゃべりたくなったら口をひらくのがいちばんラクだと思うのに、なぜかいつもしゃべらないといけないような空気みたいなものがある。ぼくはそれを敏感に感じるほうです。
ことばって面倒くさいじゃないですか。
じゃないですかって、挙手をみるかぎり、みなさんのほとんどがそう思っていないようですから、ちょっと困るところではありますが(笑)、ぼくは、ことばってすっごく面倒くさいものだと思っているんですね。
というのは、たいていの場合、ことばのほうが過剰か過少であり、ピタリ、ズバリはまずない。そのアンバランスというか、チグハグさにひとは苦しみ悶える。……
2020年10月15日、コロナ禍のなか愛知県立一宮高等学校でおこなわれた講演の記録。碩学のあたたかい語りかけと生徒たちの真摯な応答に読者はいつしかわが身をふりかえることだろう。
著者作品一覧
書籍
都市と野生の思考(インターナショナル新書)
集英社
鷲田清一
山極寿一
書籍
所有論
講談社
鷲田清一
書籍
日本人の度量 3・11で「生まれ直す」ための覚悟
講談社
姜尚中
髙村薫
他
書籍
メルロ=ポンティ 可逆性
講談社
鷲田清一
書籍
生きながらえる術
講談社
鷲田清一
書籍
大正=歴史の踊り場とは何か 現代の起点を探る
講談社
鷲田清一
佐々木幹郎
他
書籍
じぶん・この不思議な存在
講談社
鷲田清一
書籍
だれのための仕事 労働vs余暇を超えて
講談社
鷲田清一
書籍
京都の平熱 哲学者の都市案内
講談社
鷲田清一
書籍
〈弱さ〉のちから ホスピタブルな光景
講談社
鷲田清一
ページトップへ