■マキヒロチ「tough it out」
私たちは誰もが、車線変更を選ぶことができると同時に、車線変更のできない道もある。
この車線を、もしもあのとき切り替えていたら―――仕事で、家で、ふとした瞬間によぎる夢想。
強くありたいけれど、強くなりきれない、そんな女性の『強さ』についての物語。
■西島大介「李香蘭の中の人/The Shadow Of Li Xianglan」
1932年、満州国。二人はまだお互いを知らない。
―――李香蘭は看板女優として見いだされようとしていたが、彼女はかなりの音痴だった。
苦悩するプロデューサー・甘粕は、清らかな歌声を持つ少女と出会う。
「ディエン・ビエン・フー」「世界の終わりの魔法使い」の西島大介が描く、激動の歴史のバックステージ。