カート

冬の蜃気楼

冬の蜃気楼

通常価格
671
著者
山田太一
出版社
小学館
レーベル
小学館文庫
シリーズ
冬の蜃気楼
ジャンル
耽美文芸
配信開始日
2025年11月10日
作品形式
ノベル
ページ数
336

この作品はブラウザ視聴(ノベルビューア)、およびアプリ視聴に対応しています

[ ノベルビューアについて ]

作品内容

美少女と中年男に弄ばれる甘美で残酷な青春。

1958年、東京郊外にある映画撮影所(著者が助監督として活動した松竹大船撮影所がモデル)から物語は始まる。主人公は大学を卒業したばかりの22歳の助監督。映画界は最盛期を過ぎたとはいえまだまだ活気に満ちている。新人女優として突然主人公の目の前に現れた16歳の美少女と大根役者の中年男をめぐってストーリーは展開する。ほとんどは、巨匠が監督する映画「一葉」の撮影現場である。当時の映画製作の現場が微細に生き生きと描写される(著者がこれほど詳細に映画製作の現場を描いたことはない)。最終の第12章のみ33年後という設定である。甘美な青春の日々とほのかなエロティシズム――、青春の苦さを見事に描いた傑作長篇小説。

ユーザーレビュー

レーベル作品一覧

著者作品一覧