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小説 真景累ヶ淵

小説 真景累ヶ淵

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著者
奥山景布子古今亭菊之丞(監)
出版社
二見書房
シリーズ
小説 真景累ヶ淵
ジャンル
歴史/時代物文芸芸術/美術一般
配信開始日
2025年9月5日
作品形式
ノベル

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作品内容

執念いヤツらめ
一人の人間が堕ちてゆく 死出の旅

圓朝の大作を濃厚に煮つめ、小説へと昇華した作品である/古今亭菊之丞

――この後女房を持てば 七人まではきっととり殺すからそう思え。
父を旗本に殺されたまま解決もできず、妹も奉公先で惨殺されてしまったお志賀。それから十七年、音曲の師匠豊志賀として生きてきた。稽古はにぎわっていたが、子ほども歳の離れた新吉と男女の仲になり、あまりの入れ揚げぶりに弟子たちも次第に離れていってしまう。そんな中でも通い続けていたお久に嫉妬したためか、顔に腫物ができてしまう。悪化する腫物とともに憎悪ももつのらせ、ついには呪詛の言葉を遺して死んでしまう。新吉は恐れおののきながらお久と下総に駆け落ちをするのだが――

松浦シオリ・装画

名作落語にあらたな命を吹き込む、シリーズ第一弾!
古典落語の大名跡・三遊亭圓朝が創作した代表的作品のひとつ『真景累ヶ淵』を、時代小説の名手奥山景布子が小説化。人間の業の深さ、血縁と因縁が複雑に絡み合った愛憎劇を、時代小説として再編。人物関係図、解題を付す。本作には古今亭菊之丞が監修を行う。

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