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隠れ獣の年下貴公子は本日一夜のご褒美がほしい

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著者
猫屋ちゃきカトーナオ
出版社
Palmier
レーベル
IRIEnovel
シリーズ
隠れ獣の年下貴公子は本日一夜のご褒美がほしい
ジャンル
ティーンズラブ
販売日
2025年5月9日
作品形式
ノベル

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作品内容

「隠さないで。全部、俺に見せて」野良犬のように反抗的な伯爵令息・ウーヴェを、紳士へと育て上げるため、家庭教師として尽くしてきたコルドゥラ。三年間の集大成として、彼はついに夜会デビューを迎える。ウーヴェの好意には、ずっと気づいていた。けれど、6歳も年の差がある自分と将来有望な彼――釣り合うはずがない。そう思いながらも、夜会後、ふわふわとした高揚感の中で酒杯を交わした。酔いが回るにつれ、二人の距離は縮まり、触れる指先が熱を帯びる。「約束だったよな? ご褒美くれよ」低く囁かれた瞬間、息が詰まり――気がつけば事後だった。「閨のレッスンだと思って忘れて」震える声でそう告げ、コルドゥラは逃げ出した。胸の奥で鳴り止まない鼓動を抱えたまま……。

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